診療案内

腎不全医療・透析医療

在宅血液透析について

在宅血液透析(HHD:home hemodialysis)は、医師の管理の元、患者さん御自身が自宅で血液透析を行う治療方法です。自宅で好きな時に十分な量の透析を行うことができ、生活の質の向上と予後の改善が期待できます。

実は、この治療法は伝統のある治療法です。約30年以上前から、多くの患者さん、医師をはじめとした医療従事者の方々の努力で育まれてきた治療法です。

当医療法人は、これら諸先輩方のたえまない努力に敬意を表しつつ、HHDの second generation(次の世代)として、新しいシステムを積極的に導入しHHDを推進します。

  • 当医療法人は、埼玉医科大学病院の在宅血液透析関連施設です。
*在宅血液透析につきましては、主に品川ガーデンクリニックで研修・管理を行っております。

在宅血液透析入門

当医療法人の在宅血液透析の特長


在宅血液透析のイメージ図です


当医療法人の在宅血液透析の特長は、

 

 

豊富な導入実績と学術業績

当法人では多数の在宅血液透析患者さんの管理を行っており、豊富な経験があります。また、各種のHHD関連臨床研究を行っており、日本透析医学会 やHHD関連研究会等で多数の発表を行っております(最新の導入実績及び学術活動のページも御参照ください)。

すべての職員が在宅血液透析に精通

医療資格者に限らず、事務職員を含めたすべての職員が在宅血液透析に精通しています。これにより、各部の職員が綿密な連携の元、きめ細かいHHD診療を行うことができます。

マニュアルやビデオを使用した分かり易い研修

独自マニュアル等を活用した研修を実施しますので、最短の教育期間で在宅血液透析に移行できます。また、自己穿刺の導入においては、段階的な導入を行い、自己穿刺に伴う不安や技術的困難さを最大限軽減します。

24時間365日のフォロー体制

当法人のクリニックは、在宅療養支援診療所として元々24時間365日の体制を整備していますが、HHDについても同様に24時間365日のフォロー体制を整備しております。いつでもHHD担当職員と電話で連絡が取れます。これにより、患者さんは御自宅で好きな時間に安心して透析を施行することができます。

ゆとりのある在宅血液透析外来

HHDを導入し状態が安定した際には、クリニックへの通院は月1回のHHD外来時のみとなります。このため、HHD外来は非常に重要です。当医療法人では、患者さん1名あたり約30分の予約枠をとり、ゆったりとした雰囲気の中で十分な診療を行っています。

すべての必要物品を当医療法人が無料配送

必要物品の配送はクリニックが無料で行います。

郵送血液検査システムによる簡便かつ正確な血液検査

定期的採血は御自宅で行っていただき、検体を郵送していただきます。これにより、HHD外来時には検査結果がすでに揃っている状態となり、最新の検査結果に基づいた正確な診療が可能となります。また、通院透析と同様に透析前後での採血が可能となるので、透析効率等の計算も可能です。採血した血液の処理に必要となる遠心分離器は無償で患者さんに貸与します。

ポータブル測定器による御自宅での透析液設定調整

HHDを行う際は、御自宅で透析液の調整を行う必要があります。当法人では、ポータブルタイプの測定器を常備していますので、機器設置や定期検査の際に透析液の調整を行うことができます。

災害対策として衛星携帯電話を常備

災害時にも患者さんとの連絡が取れるように、衛星携帯電話を3台常備しています。2台は各クリニック院内に設置し、もう1台は医師が常に携帯しています。また、各種の災害対策を実施しています。

在宅血液透析入門