腎不全医療・透析医療

在宅血液透析環境整備
- 自宅の改修は必要ですか?
- どのような体勢(座位、臥位等)で在宅血液透析を行うかにより異なりますが、治療スペースとして2畳分程のスペースが必要です。また、物品の保管場所としてさらに2畳分程のスペースが必要です。電気は、60A以上に容量を増加させる必要がありますが、通常は大きな工事なしで可能です。また、できれば在宅血液透析機器専用のブレーカーがあることが好ましいです。水道及び排水については、在宅血液透析専用の配管を在宅血液透析機器のところまで工事をして持ってくることが好ましいですが、洗濯機用の水道や排水口を使用することにより、工事なしで行うことも可能です。
- 賃貸のマンションでも在宅血液透析は可能ですか?
- できるだけ室内の改修を行わない方法を選択することで、賃貸マンションでも在宅血液透析を実施することが可能です。実際に、賃貸マンションで在宅血液透析を行っている患者さんも多数おります。
但し、貸し主の方や管理組合等との調整を事前に十分に行い、トラブルが発生しないように注意する必要があります。